体調が回復したところで、
申し合わせたようにスパの予約日がやってきた。
会社より、勉強を兼ねた太っ腹のご褒美だ。
本当に有り難い。
スパ選びの段階からとっても楽しみにしていたのだが、
体調を崩した後だけに心底嬉しい心持ちだった。
極度の肩こりで首が回らなくなる。
高熱でダウン。
明らかに「休みなさい」という身体からのメッセージだ。
「はい、きちんと休みます」と降伏するとご褒美のスパ。
あめとむち。
ひとつ、ひとつ、パズルをはめている気分になる。
「でこ」と「ぼこ」を限りなくはめてゆくと、
人生の絵になるのではないか。
スパ&ウェルネス ジュール は新宿超高層ビル群の中にある。
ハイアット リージェンシー最上階。
扉を開けると明るく開放的な空間が広がり、
セラピストが優しい笑顔で迎えてくれた。
早めにチェックインし、ズイッツバス(腰湯)とミストサウナを利用。
施術前には身体がぽかぽか、このまま眠ってしまいたい気分。
リクライニングチェアでくつろいでいると、
セラピストが迎えにきてくれる。
セラピールームは、完全個室。
深い木目調のシンプルな部屋は、とても心が落ち着いた。
ロングストロークが特徴という施術は、
ゆったりとしたリズムが心地よく、眠気を誘う。
全身の力が抜ける、気持ちのいいトリートメントだった。
施術の後は、スパミールが用意されていた。
ドライトマトとバジルのフォカッチャ
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オニオンスープ
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白ワインのゼリー、フルーツ添え
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ハーブティー
バスローブのまま、リクライニングチェアに腰掛けゆっくりと頂く。
窓の外には、新宿高層ビル街。
なんて贅沢な時間なのだろう。
時間制限がないから、
本当に時間を忘れてぼーっとしてしまった。
サービス、ホスピタリティ、施術、施設。
どれも評判通り、大満足のスパ時間でした。